VAMの事業創発メソッド
「VAM Method」
VAMは、「価値を生み出す力」「生み出した価値を、実現する力」「実現した価値を、事業化・産業化する力」、すなわち「事業創発の力」において、際立って独創的であり、その強靱な力量は最高水準にあります。
「事業創発する力」の中核にあって、「価値を生み出す力」「生み出した価値を、実現する力」「実現した価値を、事業化・産業化する力」についての、ひとつの具体的な側面を学ぶことが可能な「VAM Method」は、人間の行動の根源にある「意識」に関する深い智慧と最先端の知識についての真摯な学びと研究、高い水準での事業創発の実践を通して、永い時間と莫大なコストをかけて創造されました。
その構築に極めて高度な知性を要求された「VAM Method」は、一方その実践にあたっては、驚くほどシンプルで、根源的なアプローチを可能にします。このことは、緻密で強靭かつ高度な内容の「VAM Method」を、より多くの人々が自由闊達に活用できる道を拓いたという点で、画期的な特徴であると考えています。
「VAM Method」は、事業創発の源流の領域で、強力無比な力を発揮します。しかし、「VAM Method」がその力を発揮するのは、事業創発の源流の領域だけではありません。苦闘が続く事業の軌道修正や再活性化においても、絶大な効果を発揮します。さらには、事業だけではなく、個人の才能の発揮という領域においても、それまでのキャリアを一変させるような鮮やかな効果を発揮するのです。
「VAM Method」では、事業創発のプロセスを7つのステージに分けます。
「事業創発の7つのステージ」
STAGE1 着想期
事業についての着想を得て、それを膨らませていく時期です。
人間でいえば、受精するプロセスといえるでしょう。
航空機に例えるなら、どのような機体にするかを考える時期に相当します。
STAGE2 構想期
事業について、具体的な内容を考え、文章にしていく時期です。
人間でいえば、受精卵が分割を始め、次第に胎児の形へと変化していくプロセスといえるでしょう。まだ安定期とはいえません。
航空機に例えるなら、機体の具体的な設計をする時期に相当します。
STAGE3 準備期
おおよその内容を決めた事業につき、実現に向けて具体的な準備を進める時期です。事業計画書の初版ができあがっていることが望ましいとされる時期でもあります。
人間でいえば、本格的に胎児として母親の胎内で育っていくプロセスで、流産の危険はありますが、安定期に入ってから臨月までの時期にあたるでしょう。
航空機に例えるなら、機体の生産の準備が進み、部品の製造や、いろいろな部分の組み立てがすでに始まっている時期に相当します。
STAGE4 設立・開業期
会社や組織の設立・開業の時期です。個人としてなら、いわゆる旗揚げをする時期です。
人間でいえば、出産・周産期のプロセスであるといえるでしょう。
航空機に例えるなら、機体の組み立てが最終的な段階を経て、厳重な点検を受けて、ついに機体の完成をみる時期に相当します。
STAGE5 勃興期
設立・開業の慌ただしさのなか、活気を持って事業を実際に開始する時期です。問題も続出しますが、毎日が新鮮です。
人でいえば、乳児期のプロセスといえるでしょう。まだ一人で歩くにはさまざまな困難が伴います。
航空機に例えるなら、エンジンに火を入れ、緊張感を持って滑走路を進み、そして初めて離陸することに相当します。
STAGE6 成長期
日々、夢中で事業を推進させていく時期です。
人でいえば、離乳期を経て、いろいろなものを食べ始め、大きく成長が始まるプロセスといえるでしょう。歩き始めたばかりの頃には、よく転びよく泣きますますが、すぐに立ち上がって元気にまた歩き始めます。やがて身体は大きくなり、はっきりとした自分の意思を持つようになり、学校に通い、友達ができ、世界を学び始めます。
航空機に例えるなら、離陸して上昇し、どんどん高度を上げていくことに相当します。機体に最大の負荷がかかる離陸・上昇期は、最も事故が起こりやすい時期でもあります。飛行場に引き返すのであれば、迅速にそのように判断する必要があります。
STAGE7 展開期
さまざまな問題を解決しながら、事業を推進させ成長させ、状況に応じてさまざまに展開させていきます。
人でいえば、子どもから大人へと至る思春期のプロセスといえるでしょう。最近の理解では、ヒトの思春期は35歳前後まで続くといわれています。事業における経験と学びもまた、意外と長い時間を要求されるのかもしれません。
航空機に例えるなら、一定以上の高度に到達し、遥か彼方の目的地に向かって、適切な判断を積み重ねながら操縦をしていくべき時期に相当します。航空機の飛行の安全が、機体の設計・組み立て・点検整備にかかっていることを思えば、「STAGE1 着想期」から「STAGE4 設立・開業期」までの重要さが改めて認識されるはずです。
「VAM Method」についてここでは、事業創発の最初期、特に「STAGE2 構想期」から「STAGE3 準備期」に集中的に実施される「イニシャル・アプローチ VAM11」の概略について紹介します。
人間でいえば「受精」から「臨月」に相当するこの時期は、その後のすべてのSTAGEの成否を分つ、最も重要な時期です。しかし、事業創発についてのこれまでの議論では、たとえば「起業のノウハウ」などをみると、事業計画書で策定すべき内容に沿って思考を順次進めるといった、形式的な内容のものがほとんどです。事業創発について、その事業を着想し、構想し、具体的な準備をする「人」の在り方までを包括して、その人にとって最も適切な事業創発を実現することが可能な、システマティックなメソッドはまだ知られていません。
ここに紹介する「VAM Method」の「イニシャル・アプローチ VAM11」の11の各ステップは、平易で具体的な内容ばかりですが、この11のステップを完遂した段階では、創発すべき事業についての案は、事業を創発しようとしている「人」の深い部分にあるものが確実に反映された内容のものへと鍛え上げられています。したがって事業の成功についての確信が深まると同時にまた、あらゆる評価に耐え得る事業計画書をまとめる準備が、すべて整っている状態が実現します。
事業創発の「STAGE6 成長期」について、「航空機に例えるなら、離陸して上昇し、どんどん高度を上げていくことに相当します。機体に最大の負荷がかかる離陸・上昇期は、最も事故が起こりやすい時期でもあります。飛行場に引き返すのであれば迅速にそのように判断する必要があります」と表現しましたが、「飛行場に引き返す」とは「事業創発の根本に立ち還る」ということに他なりません。「VAM Method」の「イニシャル・アプローチ VAM11」は、このようなときにも集中的に実施することで、大きな成果を上げることができます。すなわち、事業創発の初期だけでなく、その途中で「事業の再活性化」が必要な事態になった場合にも、極めて強力な手法として機能するのです。それは、創業20年といった企業における「事業の再活性化」の場合においても同様に、強力な手法として機能します。
「イニシャル・アプローチ VAM11」の概要
VAM Method」の実践の最初期に実施される「イニシャル・アプローチ VAM11」は、事業創発の源流領域においても、事業の軌道修正・再活性化においても、あるいは個人の才能の発揮という領域においても、基本的には同じ内容、同じプロセスになります。
これは「VAM Method」が、事業の主体となる方の場合も、才能を発揮したい個人の場合も、どちらであれ、その人の行動の根源となる「意識」の在り方にフォーカスして、シンプルかつ根源的にそれにアプローチする方法であるためです。
「VAM Method」による「イニシャル・アプローチ VAM11」は、次の11のステップからなるために、「VAM Method」の「イニシャル・アプローチ VAM11」と呼ばれています。
この「イニシャル・アプローチ VAM11」をはじめとする「VAM Method」の全ては、「意識」についての深い智慧と最先端の知識に基づいて、緻密で強靭かつ高度なメソッドとして構築されています。しかし、古代から大切に伝承され、深められ極められてきた高度な智慧、あるいは、脳科学や心理学、行動科学、神経経済学などの最先端の知識を思わせる言葉は、「イニシャル・アプローチ VAM11」の11のステップのどこを探しても、一切見つけることができないでしょう。これこそが「VAM Method」の最大の特徴のひとつなのです。
すなわち「VAM Method」を活用するあなたは、人間の「意識」をめぐる人類の深い智慧や最先端の知識についての専門的なトレーニングを受けた経験がなくても、その精華を、ご自分の力として自由闊達に発揮することが可能となっているのです。
まず11分で、あなたの事業や個人の夢について、プレゼンテーションをしていただきます。
STEP1のプレゼンテーションをもとに、VAMによる徹底的なヒヤリングが行われます。
VAMがあなたに「3 Qustions」、すなわち、特別な3つの質問をします。
それぞれに適切に即答できるかどうかで、あなたの事業の成功や個人の夢の実現の可能性が、驚くほど正確に予見できる、という点で、この「3 Qustions」は決定的に重要です。
この3つの質問についての詳細は、VAMの顧客のみが知ることができ、一般に公開されることはありません。
VAMとともに、あなたの事業や個人の夢の「ポジショニング」について考え、決定します。
これは、顧客の意識という観点から見たときに「なぜ、あなたの事業を選ぶべきなのか」「なぜ、あなたの夢の実現を応援するのか」について、顧客自身が明確に理解できるかどうかという問題と、主として直結しています。
VAMとともに、あなたの事業や個人の夢の「コンセプト」について考え、決定してみます。
これは、顧客の意識という観点から見たときに「自分は、あなたの事業にどのように関わればいいのか」「自分は、どのようにしてあなたの夢の実現を応援すればいいのか」について、顧客自身が明確に理解できるかどうかという問題と、主として直結しています。
VAMとともに、あなたの事業や個人の夢の「ブランディング」について考え、決定してみます。
これは、顧客の意識という観点から見たときに「あなたの事業とは何なのか」「あなたの夢の実現とは何なのか」について、顧客自身が明確に理解できるかどうかという問題と、主として直結しています。
以上のプロセスを総合して、あなたの事業や個人の夢の実現についての「VAM Line」を、VAMとともに策定します。VAM Line」は、複数の文章で構成されます。
「VAM Line」は、あなたの事業や個人の夢の実現に確信を与える「コア」となる、という点で、決定的に重要です。
「VAM Line」の詳細については、VAMの顧客のみが知ることができ、一般に公開されることはありません。
一般に、Value Chainとは、原材料や部品の調達活動、製品の製造や加工、出荷と配送、顧客への販売、あるいは、サービスを構成する要素の調達活動やサービスの実践、マーケティングやアフターサービスといった一連の事業活動を、個々の工程・過程の集合体としてではなく、Value Chain、すなわち「価値の連鎖」として捉える考え方をいいます。
ここでは、VAMとともに、あなたの事業や個人の夢に関わる「人々」にフォーカスして、Value Chainを設計してみます。
VAMがあなたの事業あるいは個人の夢に、「4 Rules」を導入します。
この「4 Rules」の導入により、あなたの事業は最高度の利益率を実現するとともに、素早く損益分岐点を超え、内部留保を迅速に累積させて、自己資本を確実に増加させていくことが可能となる、という点で、決定的に重要です。
個人の夢の場合も、夢の実現に必要な資本を急速に蓄積していく、という点で、決定的に重要です。
「4 Rules」の詳細については、VAMの顧客のみが知ることができ、一般に公開されることはありません。
15秒、3分、11分の3つの時間でのプレゼンテーションにチャレンジしていただきます。
この時点で、ご自分の事業あるいは個人の夢について、すでに実現成功成就を確信した状態になっていることと思います。
この「ファイナル・プレゼンテーション・トライアル」の結果が満足のいくものでなかった場合は、STEP2にVAMと一緒に戻ります。
「誰をバスに乗せ、誰をバスから降ろすか」は、ジム・コリンズの名著「ビジョナリー・カンパニー2」のなかの名言。この問いに対する結論の如何が、組織の命運を分けるといいます。
「VAM Method」の「イニシャル・アプローチ VAM11」のSTEP10までを見事にクリアしたあなたと、このプロセスの最後に取り組むのは、まさに「誰をバスに乗せ、誰をバスから降ろすか」という課題です。
参考 「ビジョナリー・カンパニー2 − 飛躍の法則」(ジム・コリンズ著 日経BP社)